主な症状には、一時的に多量の汗が出ることがあり、特に精神的なストレスが影響を与えやすい日中に発汗が増加します。一方、夜間などには汗が少ないこともあります。重度の場合、手や足が常に湿っている感覚があり、これが持続すると、汗疹（あせも）ができたり、湿度によって皮膚が柔らかくなり、剥がれたりして、日常生活に不便を感じることがあります。

多汗症の原因は明確には分かっていませんが、精神的なストレスなどが影響すると考えられています。また、同様の症状を持つ家族がいることが多く、遺伝的要因も関与している可能性があります。

多汗症をコントロールするために、自律神経の正常な機能を保つことが重要です。睡眠時間を確保し、ストレスを蓄積しないよう心がけましょう。また、多汗症の治療法が存在し、多くの人が症状を改善できることを覚えておいてください。専門医の指導のもと、適切な治療を受けることができます。当院では、個別の多汗症に対する診断、治療、アドバイスを提供しておりますので、お気軽にご相談ください。